- あやまつ
- あやまつ【過つ】(1)間違える。 失敗する。
「~・たず命中させた」「我, ~・てり」
(2)してはならないことをする。 (ア)道義や法に背く行為をする。「(仏ノ戒ヲ)いかで~・たじと慎みて/源氏(夢浮橋)」「帝の御めをも~・つたぐひ昔もありけれど/源氏(若菜下)」(イ)人を殺す。 「ちかづきけれども~・つべき気しきもなくて/平家 10」
(3)身体や器物をそこなう。 また, 身を破滅させる。「身を~・つことは, 若き時のしわざなり/徒然 172」
過たず(副詞的に用いて)(1)ねらったとおりに。「~矢は的を射た」
(2)思ったとおりに。 案の定。「音に聞きし猫また, ~足許へふと寄り来て/徒然 89」
過ちて改めざる、これを過ちという〔論語(衛霊公)〕過ちを犯したことに気づきながらも改めようとしない, これこそ本当の過ちというべきである。過ちては則(スナワ)ち改むるに憚(ハバカ)ること勿(ナカ)れ〔論語(学而)〕過ちを犯してしまったら, ためらわずにすぐ悔い改めよ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.